近年の訪日外国人の増加にともない、翻訳の相談を含めたチラシやパンフレットの制作案件のご相談をいただくケースがあります。
外国人の数は増加していく
訪日外国人の数は来年のオリンピック開催に向けて、今後も増え続けていくことでしょう。この機会は外国人向けにお店をアピールする絶好のチャンスと言えます。国内だけでなく海外のお客様に、英語のパンフレットを作って新たな需要を掘り起こしてみませんか?
文化の違いに配慮する
例えば飲食店。海外旅行に行って「日本語メニューがなくてまったくなにを頼めば良いかわからなかった。」「雰囲気が良くて地元のお客さんで賑わっているのに注文できるか不安で入りずらくてやめた」なんてことはありませんか?
日本に来る外国人の方にとっても同じことです。特に日本は西洋とは大きく異なる食文化があり、日本やアジア圏では当たり前に通じるものも西洋ではまったくなじみのないものになります。
店舗の外に「英語メニューあります」と一言添えておくだけで、入りやすさがぜんぜん違います。海外に行って「日本語メニューあります」と書いてあったら、すごくほっとして入れませんか?
何かわからない食べ物でも、ちょっとした説明文が添えてあれば「せっかくはるばる日本に来たし食べてみよう」とか「なんかSNSに載せたらおもしろそう」とか挑戦してみようという気持ちは少し持ってもらいやすくなると思います。
イメージしやすい言葉に言い換えてみる
例えば納豆は直訳すると「fermented soybeans」となります。
「 fermented 」は日本語にすれば「発酵」です。発酵した豆=納豆。日本人なら簡単に想像がつきますよね。
でも「 fermented 」を英英辞書で調べると「酵母・細菌などのもつ酵素によって、糖類のような有機化合物が分解して、アルコール・有機酸・炭酸ガスなどを生ずる現象。」とでてきます。
なので「fermented soybeans」と単純に書くと海外の人には「酵母・細菌などのもつ酵素によって、糖類のような有機化合物が分解して、アルコール・有機酸・炭酸ガスなどを生ずる現象をさせた豆」となります。しかもこれは「 fermented 」という海外の人にとってもあまりなじみのない単語を正確に把握している人に限ります。
なので例えばメニューにある納豆の表記の横に「独特なにおいのするネバネバした豆」とポップ的な説明を添えたらどうでしょうか。最初の文だけよりはかなり注文しやすくなりませんか?翻訳と単純に言いがちですが、少しの工夫で効果が大きく変わります。
「We have an English menu」この一言で、外国人のお客さんは増やせることでしょう。さらに気の利いた説明文を足せば注文数や種類も一層効果的です。
最後に
青葉広告では官公庁からの案件や、大手企業様の企業パンフレット、首都圏の水族館など多数実績もございます。 ネイティブチェックも行っておりますので、安心してご依頼ください。
さらに翻訳作業からDTP作業まで一貫してご依頼いただけます。「既存のパンフレットを外国人向けにも作成したい」「外国人向けのチラシを新しく制作したい」「外国人向けのメニューがなくて困っている」など、お気軽にご相談ください。