【初心者向け】はじめてのゲーミングモニター選びのポイント5選

おうち時間が増えている昨今、より趣味を充実したものにするために
ゲーミングモニターの導入を検討されているゲーム好きの方も多いでしょう。


でもいろいろと種類があって何を基準に選べばいいのか分からない・・・。
そもそも何がどう違うの?と思っているあなた!

今回は、ゲーム好きによるゲーミングモニター選びのポイントを紹介していきます!
ご自身の予算や使い方に合わせて見てくださいね。

モニター選びのポイント

今回は初めて購入を検討されている方向けに、チェックすべきポイントを大きく5つ挙げました。
細かい機能など上げればキリがないので、今回は基本的なものに絞ります!

1.画面のサイズ・形状
2.リフレッシュレート
3.パネルの種類
4.HDMI規格
5.解像度

では、早速見ていきましょう!

画面のサイズ・形状

まずは画面のサイズ・形状です。
よく耳にする「○○インチ」という単位が、画面の対角線の長さを表しています。厳密に図るのはややこしいのですが、つまるところこれが画面の大きさですね。

ここはかなり好みの割れるポイントになりますが、私個人としては24~26インチほどのサイズをオススメしています。理由は、モニターをデスク上に置いてゲームをプレイする際に、画面の端から端までを無理なく見渡せるサイズ感だからです。
視線移動を最小限にとどめられるので、FPSや長時間プレイを楽しみたい人にオススメです。

ただ、視線移動が少ないゲームや、とにかく没入感を大事にしたい!という方、ゲーム中にモニターとの距離が遠めの方などは、32インチ超えの大きいのサイズなどでも良いかもしれません。大きいサイズを購入する際は置く場所も確保した上で検討しましょう。

形状については、画面が反っているものや横に長いもの、フチの幅が広いもの狭いものがありますね。それぞれ利点はありますが、はじめての場合は画面は癖がないので反っていないものをオススメします。また、フチ(フレーム)は薄い方が、今後ディスプレイを増やしたい!など思ったときに対応しやすいです。
(フレームレスなどで検索すると出てきやすいですよ!)

リフレッシュレート

リフレッシュレートってなに?という方も少なくないと思います。
かくいう私も、初めての時は「なにそれ?」でした。が、割と大事なのでここは見ておきましょう。

よくパラパラ漫画に例えられますが、簡単に言うと1秒間にめくれるページ数のことです。
1秒間に60ページのパラパラ漫画と、1秒間に120ページのパラパラ漫画だと、120ページの方が滑らかに動いて見えますよね。

これがリフレッシュレートで、単位は「Hz(ヘルツ)」で表記されます。1秒間に切り替わる画面の数です。
60Hz、144Hz、240Hzなどがありますが、オススメは144Hz対応のモニターです。PS5やXbox Series Xなどは最大120Hzまでの出力に対応しているので、モニターが144Hzあれば大抵の主流ゲーム機の出力を最大まで活かせます。(※240Hz以上もありますが、ハイエンドなのでガチゲーマー向きです。。)


ただ、任天堂switchなどは最大出力が60Hzなので、switchしか使わないという方などは144Hzのモニターがあっても60Hzまでしか出せないので少し性能を持て余してしまうかも。
ま、大は小を兼ねると言いますし、コスパ面で考えても144Hzはオススメですよ~!!

パネルの種類

続いてはパネルの種類です。
今回は4種類について簡単にメリットとデメリットを列挙しますので、ご自身の用途に合わせて見てみましょう。

・TNパネル…………速度重視向け。価格も安めだが、色やコントラストには弱い。
・IPSパネル………..万人向け。速度もそれなりにあり、色も綺麗。ゲーム以外の用途でも◎
・VAパネル………...色&コントラストが綺麗。高い没入感を得られるが、速度は遅め。
・OLEDパネル……..性能重視ハイエンド向け。速度・色・コントラスト共に◎。お値段が高い。

例えばFPSや格ゲーをされる方はTNパネルが向いているでしょう。RPGやオープンワールド、ゲーム以外にもモニターで映画を見たい!などあればIPSでしょうか。VAパネルはレーシングゲームなどには良いかも知れませんね。
OLEDはあらゆる面で優秀ですが、お値段も高く、焼き付きのリスクなどもあるのでちょっと手が出しずらい印象です。ちなみに私はオープンワールドが好きなので、IPSパネルを愛用しています。

それから、画面につやがあるものとないものもありますが、反射が気になる方はつやの無いものをオススメします。つやありは色味が綺麗に出やすいので、映画をよく見る方などに良いかも。

HDMI規格

結論、「可能な限り最新の規格」が良いです。
もうこれは完全に大は小を兼ねるというやつですが、この後ご紹介する解像度にも影響します。

今の最新は「HDMI 2.1規格」です。他によく見る規格としては「HDMI 2.0規格」「HDMI 1.4規格」がありますが、この記事投稿時(2023.5月時点)ではコスパや対応機種的に2.0規格も候補に上がってくるでしょう。

この規格により、対応可能な解像度・リフレッシュレートが変わります。
例えば、最新の「HDMI 2.1」であれば4Kの240Hzまで対応可能です。しかし、「HDMI 2.0」だと4Kの解像度で出力すると60Hzまでしか対応できません。規格は新しいほど様々な場面に対応できる、とだけ覚えておきましょう。

とはいえ、まだまだ「HDMI 2.1」に対応するモニターの数はそこまで多くはありません。
この記事を読んでくださっている方はきっとこれからモニターの海にダイブして自分にあったものを探す形になる方が多いと思うので、対応モニターの多い「HDMI 2.0」あたりで探すほうが無難かもしれませんね。

解像度

最後のポイントは解像度です。
こちらは何となくどういったものかは分かりやすいとは思いますが、画面のドットの密度が解像度と呼ばれているものです。解像度が高いほど繊細な映像を出力することが出来ます。

単位は「dpi」で表記されるのですが、モニター選びの際は下記のような表記のことも多いです。
・フルHD(1920×1080dpi)
・WQHD(2560×1440dpi)
・4K(3840×2160dpi)
      .........etc.

オススメのモニターは「フルHD(1920×1080dpi)」です。大抵のゲームでは十分な性能ですし、恐らく今現在のモニターの数としてもこちらが多くなっているでしょう。

実は、PS5などのゲーム機では最大出力4K 120Hz と謳われているものもあるのですが、正直、規格として可能なだけで実際は高い解像度にするとリフレッシュレートが落ちたりします…。
それに解像度が高くなるほど、お値段も高くなる傾向があるので、実用的な面で考えるとフルHDあたりに落ち着いてくるかと思われます。

が、リフレッシュレートが下がっても綺麗な映像を見たい、という方もいらっしゃるとは思うので絶対にフルHDが最適だとは言い切れません。

ご予算に余裕があるのであればWQHDあたりまでにグレードアップも良いかもしれませんね。
4Kという響きはとても魅力的ですが、モニターの性能にゲーム機の性能がついてきていない場合もあり、実際は宝の持ち腐れになりがちかも。
(もちろん見合った性能のものであればびっくりするほど綺麗なのですが…。)

モニターは消耗品ですので、最初から高い予算を出してハイエンドものを揃えるのはちょっとリスクが高いです。ご自身の使用状況やご予算に合わせてちょっとずつ最適を探していきましょう!

まとめ

今回ご紹介したポイント5つは、あくまでも基本的なものに絞ってご紹介しています。
個人的なオススメや所感も添えて記事にしてみましたが、はじめてのゲーミングモニター選びがわくわくするようなものになれば良いな!と思っています。

では、また機会があれば!!