こんにちは、アサイです。
観葉植物を育てている方なら、「根腐れ」を一度は経験したことがあるでしょう。
悔しいことにどれだけ気を付けていても、少しのミスで根腐れは簡単に起きてしまうものです。
今回は、自宅で育てているモンステラの根腐れの対処、そして復活方法をお教えします。
今から2ヶ月程前の5月末、自宅で育てているモンステラ(デリシオーサ)の調子が悪くなりました。葉の様子から根腐れかと思い、土から出してみたところ、根腐れ等は見られなかったのでこれを機に鉢を一回り大きくして水をたっぷりやって様子を見ることに。
翌日、葉を見ると昨日までしおれていた葉に張りが戻り、その日はみるみるうちに元気になっていきました。
恐らく、根詰まりによって根っこが水を吸収できていなかったのでしょう...。安心安心...。
...ところが!!
数日後、帰宅して様子を見ると、またもや元気がない!安心しきっていた中、またもやヘルプサインが出てしまったのでもう一度土から出してみました。すると...
がっつり根腐れしてました。今度は鉢が大きくなった分、土の水はけが悪くなってしまったのでしょう。腐ったり弱ったりした根がぼろぼろ取れてきます。ほんの数日前まではこんなことになっていなかったのに...。
根腐れした時の見分け方は?
・根っこを触るとがほろほろと落ちてくる
・表面がぶよぶよしていて触ると簡単につぶれてしまう
・根っこが黒く変色している(健康な根っこは白いです!)
根腐れは放っておくと数日でも取り返しのつかないことになります。気づいたらすぐに対処するようにしましょう!
根腐れした時にすること
①腐ったり、変色している根をすべて取り除く。
②根の汚れをしっかり落とし消毒する。(市販の植物用の消毒スプレーなどを使用してください)
③弱った葉っぱや枝は、ほぼ元には戻らないので切りましょう。
④新しく清潔な土に入れて様子を見る。(このとき水やりを減らします)
植え替えをしてから1週間後...
モンステラは元気になりません。
ここで最終手段に移ります。
「水挿し」です!
水刺しは別名ハイドロカルチャーと言われ、弱った植物でもダイレクトに水を吸収できるため、よく使われる手段です。ただ管理を怠ると根っこにカビが生えることもあるので最初の方は水を2日に1回ほどこまめに変える必要があります。
すると見事に!
発根しました!(白く伸びているのが新たな根です)
水に入れてから約5日ほどで生えてきました。
ここまでこれば後は根っこが増えるのを待つだけです。水挿しを始めたのがちょうど6月なので、これから成長期のモンステラはぐんぐん成長していくでしょう。
そして現在、水挿しから約1か月半ほどでここまで根が増えました!
ここまで生えれば土に植え替えても元気に育つかと思われます。自分も8月中には植え替えを行う予定です。
いかがでしたでしょうか。根腐れは時期(冬眠期等)によっては再生がほぼ不可能になってしまうような恐ろしい病気です。室内の環境によって様々ですが下記に予防策を記述しておきます。皆さんも是非参考にしてみてくださいね。
根腐れ予防方法
・陽当り、風通しのいいところに必ず置く。
・湿気の多い日はなるべく水やりを避け、7~10日に1回ほどの水やりを心がける。
・防虫防カビスプレーを定期的にあげる。
・鉢底には鉢底石を敷き、土は排水性に優れた「赤玉土」と有機性の「腐葉土」と7:3ぐらいで混ぜる。
★おすすめ根腐れ防止グッズ3選
【1.スプレー剤】化学防除成分と物理防除成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレー剤です。防虫、防カビに効果があります。 【2.赤玉土】関東平野に広がる火山灰が降り積もって出来た土壌から作られている無機質用土です。保水性、排水性、保肥性に優れており、雑菌が繁殖しづらいので腐葉土と混ぜて利用するのがお勧めです。 【3.鉢底石】根腐れ防止には鉢底石が必須です。軽石や黒曜石などの素材で作られた石は鉢内の水はけを良くし、根の酸欠を防止する効果があります。