以前のブログでも書きましたが「テキストの禁則処理」はテキストをテキストボックで使用する場合、重要な機能だと思います。今回禁則処理をしているのに句読点がうまく改行されない事例が発生しました。事例をもとに解決法をお話しします。まずは以前のブログを参考までに載せます。
以上の工程をすると句読点が行頭に来ることはないのですが…このようなことに…
なぜか禁則処理されていない…
原因
原因は単純でした。この句読点「、」「。」は半角文字だったのです。半角の「、」「。」は行頭禁則文字には登録されておらず、禁則処理でも反応しないようです。ですが、見比べても違いが全然分かりません…これは危険ですね。
解決法
前提として半角の句読点を使用しないようにしましょう。それでも不安な場合は半角の句読点を行頭禁則文字に追加しましょう。
まず、「書式」→「禁則処理設定…」と進みます。
「禁則処理設定パネル」で「追加文字」に半角の「、」を入力して、「追加」を選択します。
下記のポップアップで「はい」を選択します。
「新規禁則処理セット」の名前を設定します。ここでは「強い禁則-2」にしています。
同じ流れで半角の「。」も「強い禁則-2」に追加します。追加したら「保存」を忘れないようにしましょう。
あとはテキストを選択している状態で「段落パレット」から「強い禁則-2」に変更します。
半角の句読点でも禁則処理ができました。
まとめ
半角の句読点とは盲点で、見た目も一緒となればデザイナー側に落ち度がありそうでとても厄介です。もし同じ現象が発生した場合は参考にしてみてください。