こんにちは、タツヤです!
Web広告等に使用する「URLパラメータ」をご存じですか。
Webマーケティングではよく見られる用語の一つで、広告配信システムやGA4などの分析ツールで主に使用されます。
URLパラメータってそもそも何?
パラメータってどうやって使うの?といった方に向けて、簡単にわかりやすく説明致します!
URLパラメーターとはなんぞや!?
そもそも、URLパラメーターとは、WEB広告運用でユーザーの流入元を明確にするための目印で、URL後半にある「?」以降の文字列のことです。
広告をクリックしたとき等に表示されるURLは少し長かったりしますよね。。
よく見ると/(スラッシュ)の次に?gclid=や?msclkid=や?yclid=が記載されていませんか?
それらがもつ意味は「それぞれのポータルサイトの広告」を意味しています
?gclid=○○○○○○はgoogle(Google Click IDの略)
?yclid=○○○○○○はYahoo!(Yahoo! Click IDの略)
?msclkid=○○○○○○はマイクロソフトです。(microsoft Click IDの略)
それぞれの広告をクリックすると、自動的にURLに追加されて広告をクリックしたユーザーを追跡します。そのパラメータのおかげで運用者は正確なコンバージョンデータや広告のパフォーマンス等が把握できるわけです。グット!
UTMパラメーターについて
先程のパラメータはそれぞれの広告で出稿すれば自動的に付与されるパラメーターですが、次にご紹介するパラメーターはさらに詳細に流入経路をトラッキングするパラメーターになります。
それがUTMパラメーターというものです。
UTMパラメーターのメリットは、任意の流入経路で効果測定できるといった計測ができるのが大きなメリットです。
▼▼例えば▼▼
- QRコードやスマホアプリなど、参照元がノーリファラーとして計測される流入経路に設定することで正しい参照元情報を掴むことができる
- 同一ページに同じURLへ誘導するリンクが複数ある場合、どのリンクをクリックしたか判別ができる。
- どういったキーワードを検索して流入したのか(リスティング広告の場合)、どのバナーから流入したのか(ディスプレイ広告の場合)わかるようになる。
- 参照元不明になる流入元が一部判別できるようになる
...などなどのことがわかります。
UTMパラメータの種類まとめ
下記のパラメータを & で組み合わせて使用します。
パラメータ | ディメンション | 説明 | 設定例 |
utm_source | 参照元 | 流入元のサイト | google、yahoo |
utm_medium | メディア | 流入元の媒体の種類・流入方法 | cpc、email |
utm_campaign | キャンペーン | キャンペーンの名称 | sale |
utm_term | キーワード | 有料検索のキーワードや配信日など | 任意で設定したキーワードを記載 |
utm_content | 広告のコンテンツ | 同じURLから流入する広告やリンクを区別するために使用 | 任意で設定したコンテンツ名 |
※必須なのが上から三つ目までのパラメータです。
パラメータの設定のやり方は「パラメータ値=設定する名前」で書きます。
手動やExcelなどを利用する方法もありますが、慣れが必要なことやミスの可能性もあることから、ツールでも作成できます。(※https://ga-dev-tools.google/campaign-url-builder/)
例えば、仮にパラメータを作ると、、
リンク先のURLが:https://www.tatsuya-plus/で、
「google有料広告の2023年スプリングセール」を設定した場合
◆パラメータを付けた場合の例:https://www.tatsuya-plus/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=springsale_2023になります。
さらに、utm_term={keyword}で設定すれば、オーガニック検索からキーワードも割り出すこともできます。
UTMパラメーターで取得したデータを確認しよう!
このように設定したパラメータは、GA4や、Web解析ツールなどにも多く活用できます。
設定が完了したらGA4のサイドバーの集客から見ることができます。
上の画像はキャンペーン名がspringsale_2023の広告で出稿しているバナーのA/Bテストの結果がGA4で記されています。それぞれのバナーのデータがみれるので戦略を立てる際の指標になります。
そのほかにも、キャンぺーンごとのキーワードのエンゲージメント時間がわかったり、費用帯効果もわかります。まだまだ活用法はありますがきりがないのでここ迄にします。。
このようにUTMパラメータを使用することにより、重要なトラッキングツールになり効果的なマーケティング戦略の立案や意思決定が可能になります。ぜひ活用してみてください!!