今回は、いつもと少し違う折り方をすることで、チラシのマンネリ化を打開した5つの事例をご紹介したいと思います。
物件の特徴を型抜きチラシで表現
冷蔵庫型巻三つ折りチラシ(切れ目加工有)
当時この物件がスーパーが徒歩1分とほぼ目の前にある立地だったため、その特徴が伝わるように冷蔵庫を模した形状にして、スーパーが冷蔵庫の代わりになりそうなくらい近いことを表現しました。上段と下段に切れ目を入れてそれぞれ開くと見える遊びもあります。
風呂桶型二つ折りチラシ
こちらも分譲マンションのポスティング用チラシ、こちらもB4サイズで型抜きチラシです。
こちらは共用施設に温泉がある物件だったため、その特徴を風呂桶の形にすることで表現し、インパクトを持たせています。こちらは外面には物件名などの情報はあえて記載せず、一見分譲マンションのチラシと判らないようになっており、チラシを手に取った人は興味で中を開くことを期待しています。
折り方とデザインで工夫をしたチラシ
二つ折り財布型チラシ
ズラシ四つ折り加工で中面のお札をチラ見させて、さらにズラシ側が中に入るように二つ折加工をかけ、財布に見えるようにデザインしました。支払いを安くできることを財布を模したことでインパクトをもたせています。
招待状風チラシ
B4サイズやA4サイズの紙面を折って横長の表紙に招待状を模したデザインとしたものです。先にご紹介した型抜きチラシなどと比べるとコストもそれほど高くない割に、反応もそれなりに出たりするので費用対効果のバランスがいいと感じています。インセンティブにご来場プレゼントをつけると、招待状としての体裁が整うので効果がより見込めます。
チラシを丸めて巻物風に
長A3サイズ(A4横長につなげたサイズ)を手作業で丸め、黒い紙テープで留めて巻物風に仕上げています。一つ一つ手作業で丸めてテープで留める工程があり、かなり手が込んだものになっているので、遊びの要素が強いチラシです。今までにないものを求めていたクライアントとの打ち合わせで制作が決まったかなり特殊な事例です。
まとめ
チラシというだけで何気なく捨ててしまう人が多い中、いかに注目してもらえるかを考え、実施した事例をご紹介しました。今回紹介したものは、切り抜き加工や折り方が複雑なものの事例なので、比較的費用が掛かったものが多いですが、ちょっとした発想で安価で製作できるものがあると思います。
いつもの【チラシ】以外に試しにやってみよう!なんてことも考えてみてはいかがでしょうか。